プログレス・ノート by 東大式個別ゼミ(神奈川県相模原市東林間駅近くにある中高一貫校生向けの小さな個別指導塾で、プログレス・トレジャー・Birdlandの個別指導をしています)
Book2のRead(pp126-127, 130-131)には、O.ヘンリー(O. Henry)の有名な短編「賢者の贈り物」("The Gift of the Magi")のストーリーが取り扱われています。私事になりますが、自分も中学3年の時に教科書でO.ヘンリーのなじみの物語がでてきて、大変うれしかった記憶があります。(タイトルが思い出せませんが、元金庫破りの市長が勇気ある決断をする人情物語でした)。
さて、物語の粗筋については、ここであえて書くまでもないでしょう。そこで、細部に触れていきましょう。127頁の一番下のほうに、ちょっと意味不明な文章があります。
When Della reached home she began to fix her hair to make it nicer. " I hope Jim doesn't kill me, " she said. "He'll say I look like a chorus girl. But what could I do--oh! what could I do with a dollar and eighty-seven cents?" (太字は私による)。
髪の毛を切ったDellaが、コーラスガールのように見えるとはどういうことでしょうか? インターネットで検索したところ、すばらしい解説がありました。Eva EastonというHPのThe Gift of the Magi というところです。原文とはちょっと違うようなので、同じ箇所をそのままコピーを添付します。
Looking at her reflection in the mirror, she said to herself, "If Jim doesn't kill me before he takes a second look at me, he'll say I look like a Coney Island chorus girl. But what could I do--oh! what could I do with a dollar and eighty-seven cents? I had to cut my hair. If I hadn't cut it, I wouldn't have been able to buy Jim a present."そうです。ここでは、ConeyIsland chorus girl となっています。そして、クリックして解説を追っておくと、ニューヨークの遊園地がConey Islandで、その踊り子は写真のとおりなのです。(クリックすると、解説に行きます)。 なるほど、ショートカットですね。謎が解明されました。
なお、無料の対訳もネットにあります。